しゃちほこ屋

愛知県名古屋の栄にある居酒屋 「しゃちほこ屋」 です。
2012年8月23日(木曜日)にオープンしました。

栄の丸栄がある通りを名駅側にちょっと歩くと、 ビルの入り口に「しゃちほこ屋」と書いた大きな顔出し看板を見つけることが出来ると思います。
ビルの1階の奥の部分は「女将横町」というエリアで、いくつかのお店が集まっているのです。
そこの、「横町」にぴったりな和風な引き戸を開けると、カウンター席があります。 右側にはテーブル席がありますが、ちょっと遠い感じになるので、カウンター席が良いと思います。

表の看板から伺えるのですが、男性店員さんはたい焼きの被り物をかぶって、全身金色タイツ(+エプロン)姿でうろうろしています。 (料理を作ったりしています) 男性店員のことは「しゃちほこボーイズ」と呼ばれています。 頭の「たい焼き」が「しゃちほこ」と似ているからなのです。
女性店員さんは「名古屋嬢」と呼ばれています。 「しゃちほこ」と「名古屋城」は切っても切り離せない関係ですものね。

今回は「名古屋嬢」の方を紹介したいと思います。
イメージとたがわず、ド派手です。

「名古屋嬢」の方は、頭に付けるものはありませんでした。被り物なんてとんでもない。
服装は、戦国時代を思わせる和服です。
さすが「金城」とも呼ばれた「名古屋城」です。「金色」です。テカってます。 最初に見たときは目を疑いましたが、見慣れてくると大丈夫になるから不思議なものです。

帯がピンク色か紫色で、その上に淡いピンク色の薄い生地の帯を結んでいます。
袖部分を襷でまくっているのを看板や公式サイトで見ることが出来ますが、 付けるのがめんどくさくなったのか、していませんでした。

和服の裾が短すぎて、というかミニスカート丈ですが、ピンク色のフリルが付いているバージョンと、付いていないバージョンを確認しています。
さらにその下に黒いフレアスカートを履くようです。もしくは、黒いズボンを履いている人もいました。

足元は、肌色ストッキングもしくは黒色ストッキングで、黒いスニーカーを履いていました。動きやすさ重視ですよね。 カウンターの向こう側にいる際は足元は見えませんし。
テーブル席にお客さんがいる場合は、注文を取りに行ったり料理を運ぶ際に出てくるので、ようやく足元を見ることが出来ます。

居酒屋ということで、夕方の18時からオープンしています。 店内は広くなく、カウンター席10席くらいと、テーブル席12席くらいです。
メニューに「名古屋めしがほぼ全部食べられる」と書いてある通り、名古屋名物のメニューが豊富です。
味噌串かつ、味噌とんかつ、エビフライなど、赤味噌関係。 手羽先、小倉、きしめん、ひつまぶし、あんかけスパ、などなどです。
居酒屋ですので、その他の小皿料理や鶏肉料理があります。

公式サイトなどでは「たい焼き居酒屋」と言っているように、「しゃちほこ」に見立てた「たい焼き」が新名物です。
アイスを一緒にトッピングした「しゃちノワール」などは、某喫茶店に対抗心むき出しです。(笑)

あと、名古屋名物だったのかどうか私は知らないのですが、というか聞いたことが無いのですが、 「名古屋嬢のビンタ」というメニューもありました。名古屋名物の「名」マークが付いています。
(ど、どこら辺が「名物」なのか~? もしかして知らない私は、流行に遅れてるかも? た、頼んじゃおうかな…) と思ったりもしたのですが、偶然、店員さん達の会話で「何回ビンタしたことある?」「2回」「私は1回」と言っていたので、 罰ゲーム的な盛り上がりを見せた時に「ノリ」で頼んじゃうような、いやいやそれすらもはばかられるような、 名前だけの「名物」のようです…。
あぶないあぶない、もうちょっと他のお客さんが少なかったら、うっかり注文していたところでした。(汗)

店内は、レトロな居酒屋の雰囲気で昭和な飾りでいっぱいなのですが、ところどころにおかしなオブジェが。
…ももク●グッズが多いんですよ。(汗)
正確には5色しか無かったので、「も●クロZ」グッズですね。

もともと、名古屋で活動していた「しゃちほこボーイズ」という団体があって、脱サラをして居酒屋をオープンしたようです。
そんなこともあって話題性があるのか、雑誌などの取材がとても多いようです。

それゆえ、芸能人とつながりがあるのか、壁際には芸能人のサインがいくつか飾ってありました。
その中の一つに「ま、まさか佐々木さん(ピンク)?」とおぼしきサインが見えたのですが、 それは店員さんが描いた偽モノでした。(それ以外のサインは本物ですって)

というわけで、店員さんは週末ヒロインなアイドルを好きな人が多いらしく、月一のペースで「モノノフ」イベントを開催していて、 『大』盛況のようです。
「あいうえお作文」が得意な人や「恋の落とし穴」にはまってしまった人は、チャレンジしてみると良いかも知れません。
私のような小心者はちょっと、イベントの日は避けたいところです。


(2013-05-10)

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しゃちほこ屋の制服のイラスト