みのや菓子工房

秋葉原にある喫茶店、「みのや菓子工房」です。
現在は、秋葉原駅からすぐそばの大規模複合ビル、「秋葉原UDX」の3階にあります。

以前はUDXの向かいにあるTSHビルの2階と3階にありました。そちらは2021年7月5日(月曜日)にオープンしました。
そちらはテイクアウトメインで、「イートインスペースもあるかな?」くらいでした。
その後、2022年6月に移転するための休業となり、2022年9月にUDXで営業再開しました。(9月後半は再度休業し、10月から本格始動となりました)

秋葉原UDXは飲食店だけではなく、シェアオフィスやイベントスペースなどがある複合施設で、駅からとても近いので、立地は最高です。
派手な飲食店が多い中、「みのや菓子工房」は「喫茶店らしい喫茶店」となっています。
入口にはケーキのメニュー表やフードのメニュー表の縦看やテイクアウト用のお菓子の箱が飾られていたりします。
中に入ると、茶色い柱、アンティークな青い椅子、シャンデリアが目立つ内装に、思わず「UDXじゃないみたい」って思ってしまいました。

「お好きな席へどうぞ」と案内されたので2人用のテーブル席に座ってみました。カウンター席もあります。
空間は広く、贅沢な席数です。

制服は、なんてメルヘンな服なのでしょう!
頭には三角巾のようなヘッドドレスを付けています。ふんわりレースの多さがステキです。
大きな襟には紺色のラインが1本あります。
胸元には白い大きなリボンと、小さな赤白紺ラインのリボンの2重付けです。
半袖紺色ワンピースの正面には白いボタンが付いています。
スカートの裾は白になっています。
白いエプロンはフリルで縁取られています。後ろの結び目も大きめです。
足元は白い靴下など、さまざまでした。

イラストの制服は、2022年9月後半から導入されました。
それまでは「制服のような服、数種類+エプロン」という服で、お菓子屋さんらしさはありました。

「みのや菓子工房」の公式サイトを見るとわかるのですが、 北海道の和菓子屋の娘「みのや」と、フランスのレストランで出会った少女「エマ」、みのやとエマという2人の天才が出会い、「みのや菓子工房」が生まれた…。
というストーリーがあります。
可愛らしい絵と共に、懐かしいのに新しい、フランスと日本の伝統を掛け合わせた革新的で最先端なお菓子を作りたいという情熱ある文章を読むことができます。

「2人の少女が…」というストーリーがありますが、それは架空の物語で、実際は美ノ谷靖夫さんという男性パティシエが作ったお店なので「みのや菓子工房」なのです。
美ノ谷靖夫さんは、「M.O.F」の称号を取得した、数少ない日本人シェフなのです、すごいのです。
M.O.F.(Meilleur Ouvrier de France)とは「フランス国家最優秀職人章」で、食、建築、服飾、宝飾、美容等200種以上の職業を対象に、フランス文化の最も優れた継承者たるにふさわしい高度な技術を持つ職人に与えられるフランス国家の称号です。
「M.O.F.」の食に関する職種の受賞者は、現在のシェフジャケットの襟にトリカラー(青白赤)を入れることができる、というルールがあります。
今回紹介したイラストの制服のリボンも青白赤なので、それがモチーフになっているようです。

秋葉原に「橙幻郷」というメイド喫茶があるのですが、「みのや菓子工房」は「橙幻郷」の姉妹店です。
システムや雰囲気は全く違うのですが、橙幻郷のメイドさんがみのや菓子工房で働いている場合もあるようです。
橙幻郷のアプリがあるのですが、みのや菓子工房でも使用できて、ポイントを貯めることができます。

営業時間は11時から21時で、定休日は水曜日となっています。

システムは、チャージ料などはありません。混雑時は90分制(90分でお会計)とのことです。
ケーキの種類が豊富で、どれも美味しいので、絶対にケーキを食べるべきです。
モンブラン、タルトフロマージュ、フランボワーズ、オペラ、シャルロット・オポワール、フレーズなどが定番ケーキ(800円前後)で、季節のケーキも随時追加されます。
焼き菓子も豊富で、フルーツケーキ、マドレーヌ、フィナンシェ、さくさくクッキーなどがあります。
フードも数種類あり、季節に合わせたキッシュやカレーがあります。

都会のど真ん中でありながら、ゆったりした空気に包まれています。
コーヒーと一緒にケーキを食べながら、虚空を眺める…。
そんな贅沢な時間の過ごし方がぴったりなお店です。


(2022-12-14)

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みのや菓子工房の制服のイラスト

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