西日本の方には結構な数のチェーン店として存在する、珈琲の専門店「珈琲の青山」です。
いわゆる喫茶店です。
以前から「いいなぁ」と思っていたのですが、客層が年輩な方ばかりだったのと、一人ではいるのがためらわれたので ずっとガラス越しに覗いていただけだったのですが、今回、思い切って入ってみました。
私自身、絵に描き起こしてもピンと来ないのですが、実際はもっともっと素敵なのです。(私の絵の未熟さが憎い…)
どこら辺が良いかと言うと、ネクタイが可愛いです。濃い紫色のナナメにカットされた布をシャツのボタンに
止めているようです。濃い紫の中に白い水玉模様があって、それがワンポイントで目が行ってしまいます。
そして、左肩にクリップで止められた真っ赤なバッジが印象的です。大きな円状の赤いバッジのなかに
黒文字で「AOYAMA」黄色文字で大きく「青山」と書いてあり、目立ってます。
真っ黒な膝上丈のスカートですが、自前なのか人によってまったく異なってました。
わたし的にはベルトを通す幅のないものがいいなぁと思いました。それとは別な人でしたが、
後ろのスリットがわずかに右足の方にずれている人がいて、それは良しっ!と思いましたよ。(笑)
絵は白い長袖シャツですが、夏は半袖になります。シャツの左襟には「青山のリーフマーク」のピンバッジ(?)
が付いています。
普通、スプーンやフォークの事を「シルバー」といいますが、このお店ではその言葉は似つかわしくありません、 なぜなら、スプーンやフォークは金色をしているからです(笑)。 おそらく金メッキだと思われますが、たったそれだけで高級感を与えられるのですからすごいものです。
「青山のリーフマーク」というのは、O・ヘンリーの名作「最後の一葉」から、真心込めて安らぎを送りたい、
という想いを込めたものだそうです。その姿勢は帰るときに実際に体感できます。レジを済ませている間に、
別のウェイトレスさんが出口の前で待っていて、自動ドアを開けて待っていてくれるのです。
すばらしいです。ちょっと、いや、かなり感動しました。
ブルーマウンテンのコーヒーもかなりイケていたので、やみつきになりそうです。
(2003-04-30)