万惣フルーツパーラー

東京の神田駅の近くにある喫茶店
「万惣フルーツパーラー(まんそうふるーつぱーらー)」 です。

神田ということですが、神田駅と秋葉原駅の中間くらいにあります。どちらからでも歩いていける距離です。 地下鉄で言えば、淡路町駅や岩本町駅からも近いです。 つまり、神田のビジネス街からすぐそばにありまして、 しかも大通り沿いのビルの中にありますので、看板が目立っています。

1階が果物販売のフロアで、階段を昇った中2階がデザート専門の喫茶店、さらに上のフロアの2階が 軽食のフロアとなっています。
「軽食」と書いてありますが、オムライスやハンバーグなど、食事に属するメニューがあるのが2階で、 パフェやフルーツサンドイッチなど、フルーツがメインなメニューがあるのが中2階という 区別です。
あと、日曜日(と祝日)が定休日ですので、注意が必要です。

本店が神田店のビルでして、他にも東京駅近くの新丸ビルの地下一階や、 銀座 松坂屋の地下一階にも果物販売と喫茶コーナーがあります。

私は神田の中2階の店舗に行ってみました。
まず最初に「パーラーメニューでよろしいでしょうか?」と聞かれます。 わたしは甘いものが大好きなので、もちろん「はい」でしたが、 他のお客さん達は「パーラーメニューとは何か?」という質問をしていました。
全てを選ぶことができないというのは、不便かもしれませんが、 パフェを食べているときにケチャップの強い香りと混ざってもらいたくない気分のときもありますよね。
そう考えると、フロアを分けているのも納得が出来ます。

制服としては、昔ながらの喫茶店にありそうなスタイルです。
飾り気は少ないですが、三角巾にギンガムチェックを使っているのが萌えポイントですね。

黒い長袖シャツの袖をまくっていました。首元もボタンを開けていたりと、 動きやすさを重視した制服となっているようです。

白いエプロンは胸当てがあるタイプで、肩紐は背中でバッテンになっています。 エプロン部分は、丸い形状です。

黒いスカートは膝丈くらいで、柔らかい布らしく足にまとわり付いているように見えました。
足元は、冬だったからでしょうか、黒いタイツを履いていて、濃い灰色の靴を履いていました。

私はお店の評判を知らなかったので、 「フルーツを販売しているくらいだから、フルーツが自慢なのだろう。パフェを食べよう」 と思ってフルーツパフェを食べてみたのですが、 どうやら、このお店はホットケーキが超おいしいことで有名なのだそうです。
表面がちょっと硬めなホットケーキにバターとメイプルシロップをたっぷりつけて食べるのが絶品なのだそうです。
小説家の池波正太郎さん (「鬼平犯科帳」など)も 万惣のホットケーキが好きで、 「むかしの味」という本の中にも登場させているんですって。

「むかしの味」って…と思ったら、万惣の創業は1846年(弘化3年)なんですって。 歴史が有り過ぎです。
どうりで、私以外のお客さんがホットケーキばかり注文していた訳です。
これは、再度訪れて噂のホットケーキを食べなければですね。


(2012-01-27)

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万惣フルーツパーラーの制服のイラスト

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