ItaCafe

ロシア人メイドカフェ「ItaCafe(イタカフェ)」です。
2016年10月17日に東京の早稲田駅そばにオープンしました。
店長がロシア人コスプレイヤー「ナスチャん」であることと、メイドさんが全員ロシア人ということで有名になり、テレビなどのメディアに取り上げられまくっていました。
(メイドさん以外の店員さんだけの営業時間もありました)

コスプレイヤー「ナスチャん」は、日本が好きすぎて日本に語学留学していました。
ちょうど「ガールズ&パンツァー」のアニメが流行っていて、その中のソビエト軍をモチーフにしたキャラクターのコスプレをしたことで、一気に有名になりました。
そっくりでした。完成度がすごいです。
もうそろそろ語学留学を卒業する、というタイミングになりましたが、「もっと日本に居たい」という想いで、ビザを取得する為に「メイドカフェを開く」ということになったのでした。

お店を開く直前、クラウドファンディングで資金を集めていました。
目的は試食会の開催などでしたが、その中に「オリジナルのメイド服の製作」もありました。
そして、目標金額の20万円を大きく超える320万円が集まりました。
「ナスチャん」さんがデザインしたメイド服が誕生したのは、このクラウドファンディングがあったればこそなのです!!

メイド服の説明をしたいと思います。
頭につけるものは無いようです。
赤いメイド服は胸元は丸く白く、レースで縁取られています。
半袖の袖口は白く、外側に白いボタンが付いています。
エプロンは丸く、ポケットは正面に三日月型の形状になっています。
後ろのリボンがかなり巨大で、しっぽも長いです。
スカートは膝丈くらいのフレアスカートです。
足元は、白いくるぶし靴下を履いたり履かなかったりするようです。
靴はメイド服に合わせた赤い靴が多いです。

メイド服としての制服は今回紹介した赤いメイド服ですが、 「ロシア関連」ということで、前述の「ガールズ&パンツァー」のキャラクターが所属するチームの学校の制服を着ている場合も多かったです。

メニューはロシア料理にかなり力を入れていました。
ボルシチ、オリヴィエ、ザペカンカ、ペリメニ、ピロシキなど、聞いたことある料理も、聞いたことない料理もたくさんありました。
スイーツもロシアです「ペチェンキ」というロシアのクッキーもありました。
他にも、ロシアビール、ロシアワイン、ロシアウォッカなどのドリンクもありました。

翌年2017年8月、早稲田駅そばのお店を離れて、秋葉原に移転しました。
もともと秋葉原にあった外国人による外国人のためのメイドカフェ「Sugoi*Kawaii」と合流することになったのです。
「Sugoi*Kawaii」は夕方からの営業だったため、昼間の営業の部分に「ItaCafe」が入り込んだ感じです。

その後、2018年の時点で「ItaCafe」は再オープンに向けて移転先を探す旅に出たようです。ダスビダーニャ。

2018年11月24日と25日に、代々木公園ケヤキ並木で「第1回ロシアフェス」が開催されました。
「ロシア美人に出会える2日間!」って書いてあります。
すごいのが、主催が「ItaCafe」なのです。どういうこと!?
ロシア料理やビールなど食べたり飲んだりしながら、音楽や歌や踊り、民芸品やファッションなどの展示がありました。

ちなみに「ItaCafe」という店名の由来、気になりませんか?
「イタカフェ」ならば「イタリアなのでは?」と思いませんか?
それは「痛車(いたしゃ)」の「痛(いた)」から来ているとのことです。
お店の説明に「メイド全員がオタクなロシア美人」と書いてしまうほど「イタイ」お店だということを表しているのです。

2017年、2018年には、メイドさんと一緒にロシア旅行するというツアーもありました。
私もウラジオストク行きたいです。

冷静に考えれば、ロシアは日本のお隣の国です。
それでありながら、私達はロシアについてほとんど知らないのではないでしょうか?
ロシア料理やロシア美女を通じて、世界情勢に詳しくなるのも良いと思いますよ。


(2024-07-22)

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ItaCafe(イタカフェ)の制服のイラスト

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