カワイイ味噌汁屋さん

2016年1月8日(金曜日)に原宿に期間限定でオープンした 「カワイイ味噌汁屋さん」です。
(2015年12月22日(火曜日)からプレオープン)

原宿の竹下通りの突き当たり、明治通り沿いにある観光案内所「もしもしにっぽん『MOSHI MOSHI BOX(もしもしボックス)』」の中にある、ごくごく小さなお店です。
「もしもしボックス」というのは2014年12月25日(木曜日)にオープンし、 外国人はもちろんのこと、日本人も含めた観光客に対する情報発信や観光サポートをする施設です。
クレープ店も併設しています。
渋谷区観光協会と原宿の商店会が連携して運営しているんですって。

そんなグローバルを見据えた建物の中に突如現れた「カワイイ味噌汁屋さん」です。
「ジャパンのミソスープをワールドにアピールするのね?」さすがだな、と思ったら、 みそメーカーのマルコメとコラボレーションしていて、しかも「MISO KAWAII」をコンセプトに壮大なプロジェクトを展開中でした。

「みそかわいい」というのが、分かるような分からないような、でもやっぱり分からないコンセプトなわけですが、 店員さんの制服を見れば、一目瞭然と言えるでしょう。

頭には白い三角巾を付けていました。
えんじ色の和服の上に白い割烹着を着ています。 割烹着の首回りにはレースが施されています。
手首はゴムで縛られています。
足元は白い足袋と草履を用意していますが、冬の間は寒いので靴やスニーカーを履いたりしているそうです。
(カウンター越しなので、足元までは見えませんし)

さらに、気温が低い日は中にいろいろ着こんでいるようです。
お店が室内にあるのではなく、歩道に面した解放された部屋のお店なので、防寒対策は必要です。
歩道を歩く通行人はコートなどを着ているわけですが、店員さんはそこまで着込むわけにはいきません。 (かなり過酷な状況です)

商品は、いろいろな種類の具のお味噌汁を販売しています。お味噌汁オンリーです。
メニューとしては現在8種類あり、わりと斬新な具のメニューもあり、ネーミングも原宿をフィーチャーした名前になっています。
たとえば「表参道味」はバター、コーン、ベーコン、ポップコーンが入っています。
「裏原宿味」はチーズとトマトが入っています。
はたまた「ファイヤーストリート味」にはキムチと韓国のりが入っています。

聞いたことが無い組み合わせばかりですが、味はどれも好評のようで、すべての味を制覇する人も多いそうです。
そして肝心のお値段ですが、(プロモーションも兼ねているのか)なんと1杯100円(税込)です。
これなら全て制覇も余裕ですね。
しかも外国人観光客であれば、1杯無料ですって。 外国人向けに英語のメニュー表も完備しています。

量は普通にお茶碗1杯程度の分量です。それを取っ手の付いた紙コップで渡されます。
お店の中では食べるスペースはありませんので、 目の前の歩道で食べたり、原宿を歩きながら食べたりするそうです。
原宿では有名なクレープのお店も多いので、路上で食べ歩く習慣が根付いているようです…って、そうなの!? 本当にミソスープを食べ歩いちゃうの?

「取っ手の付いた紙コップ」に「みそかわいい」を発見です!
キャラクター「マルコメちゃん」のイラストが描かれています。
素朴な中に底抜けの明るさを携えた幼女です。
ゆるきゃらの予感がする「マルコメちゃん」ですが…

2015年の11月にリアル女の子による「初代マルコメちゃん」が決定しています。
約600人でオーディションをし、いくつもの審査をくぐり抜けた20歳の女性がグランプリに選ばれました。
20歳ですが、「マルコメちゃん」にそっくりです。かなり幼女です!! ゆるふわ系女子です!!

公式では「期間限定」とだけ書かれていて、「いつまで」なのかが(大きくは)明言されていませんが、
3月31日(木曜日)までの予定だそうです。「予定」ということは、評判であれば「ちょっと延ばそうかな」と考えていることでしょう。

というわけで気温が寒い時期に丸かぷりしているのは、「温かいお味噌汁で温まろう!」という作戦のようです。
そうですよね、暑い夏に温かい飲み物を出されても「お、おう…」ってなっちゃいますものね。
冬にアイスクリームを食べる人も多いのに、その逆が無いなんて、世の中、なかなかうまくいかないものですね。


(2016-02-06)

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カワイイ味噌汁屋さんの制服のイラスト

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