秋葉原に異世界がやってきました。
「アキバなら異世界メイドがお給仕したって問題ないよねっ!」
です。
秋葉原はもともと「異世界」的な雰囲気はありましたが、ついに異世界メイド喫茶が誕生しました。
2020年8月25日にプレオープンして、9月1日(火曜日)にグランドオープンしました。
場所は秋葉原駅から徒歩10秒の「秋葉原電波会館」の2階です。
以前は欧風ギルドレストラン「ザ・グランヴァニア」があった場所で、「ザ・グランヴァニア」は2019年9月に閉店していました。
広い店内そのままに、異世界風味満載に変貌しています。
秋葉原駅電気街口のそばのアトレの裏手には「秋葉原ラジオセンター」や「秋葉原電波会館」などの部品屋さんが密集していますが、
それらを横目に大通りへ向かうとビルの外側に「アキバなら異世界メイドがお給仕したって問題ないよねっ!」の大きな看板を見つけることが出来ます。
大通り沿い側には更に大きな看板がありますので、横断歩道を渡る時に目に付きますね。
2階へ向かう階段の入口には「異世界に続く階段」と書いてあり、階段の途中にも看板がありますのでわかりやすいです。
途中には「異世界への扉がまもなく開かれます」って書いてあります。
てくてくと細い階段を昇っていくと左側に「アキバなら異世界メイドがお給仕したって問題ないよねっ!」があります。
「アキバなら異世界メイドがお給仕したって問題ないよねっ!」のストーリーは、
とおい昔、異世界の住人は「にんげん」を召喚して魔王を倒してもらった恩返しをするために、アキバで癒やしのカフェをオープンした。とのことです。
メニューに書いてあります。
メニューは、日本語、英語、中国語が併記されていますので、グローバルな人々が読むことが出来ます。
店内は、ロールプレイング・ゲームの中に入ったような空間になっています。
壁際の棚には薬草や魔法で使用する素材になりそうな植物がガラスの瓶に入れられていますし、壁には斧や刀やモーニングスターなどが飾られています。
(武器屋かっ!)
(武器は固定されています、チェキの時に使いたさはありますけど、残念)
店内の左奥には1段高いステージがあり、チェキ撮影に使用したり、ライブパフォーマンスが行われます。
昨今の密集を避けるためか、店内のテーブル数もかなり少なくなっており、ステージ前にテーブルがないので、ライブが見やすくなっています。
さて、「アキバなら異世界メイドがお給仕したって問題ないよねっ!」の制服はまるでゲームの中から飛び出してきたような制服となっています。
紺基調でフリルたくさんのメイド服となっています。
2種類ありますが、今回はミニスカートバージョンをご紹介したいと思います。
頭には2重の白いフリルになっていて、左右には白いリボンまたは水色リボンを付けています。
灰色の襟には金色のラインが1本あります。
首元には水色のリボンを付けています。半円に広がるタイと水色のリボンを重ねているようです。
灰色のベストの特徴的なところは、正面を黒い編上げで結んでいるところです。ベストの周囲は黒と白のラインで縁取られています。
ベストの肩部分には白い大きなフリルがあります。
ベストの背中部分には白い大きなリボンを付けています。脇部分に穴が開いていて、エプロンの腰紐を腰部分で結べるようになっているのです。
半袖の袖口は灰色で、金色のラインがあります。
ベストの下に白いエプロンを付けています。エプロンの正面には黒いボタンがあり、左右にはフリルがあります。
スカートは2重(3重?)になっていて、上から灰色にレース付き、紺色で金色ライン2本付き、白いアンダースカート、となっています。
足元は、白いオーバーニーソックスや黒いオーバーニーソックスを履いて、黒い靴を履いていました。
しっかりと絶対領域を確保しているようです。
料金は、1時間600円+1ドリンクオーダー制で、最低ドリンクを1杯以上注文しないといけません。
ちなみに、チャージ料のことは「転生料」と呼ばれています。
料理などは可愛らしくデコレーションされていますし、ネーミングもストレートでかわいいんです。
いわゆるオムライスは「異世界風まじかるアキバおむらいす」という名前になっています。
カレーも、ご飯をうさぎに見立てて「異世界の赤海に浮かぶウサギさんカレー」となります。
ハンバーグもデコレーションして「異世界風まじかるギフトBOXはんばーぐ漆黒」などとなります。
軽食的なおツマミ的なメニューもありまして、「しゃかふり★メイド錬金ぽてと」なども内容が想像できますけど、定番で食べたくなりますね。
「あまから!異世怪鳥の手羽先」とか。
ドリンクは一般的なジュース、コーヒーは揃っていて、紅茶の種類もたくさんあります。
しかし、ここは異世界です。「お絵かきカプチーノ」や「お絵かきキャラメルみるく」などが良いのではないでしょうか?
チョコレートやキャラメルソースなどでお絵かきをしてくれます。
他には、「異世界メイドのふりふりカクテル」もきっと何かしらのアクションがあるに違いありません。
アルコールメニューもたくさんありますし、2時間飲み放題メニューもあります。
デザート系はパフェやワッフルなどがあります。
「まりあ様の秘密の昼下がり〜天界いちご味〜」など、ネーミングも凝っていますし、可愛く盛り付けられています。
すべてのメニューには「メイドさんのおいしくなるおまじない」が付いています。
たくさんの種類があり、気分により変わるようですので、すべてのおまじないをコンプリートしていく意気込みが大切です。
「初めての方にオススメ」と書かれたセットメニューもあります。オトクな価格で異世界を堪能することが出来ますね。
フードの有無などにより数種類あるのですが、「どきどき☆異世界グルメますた〜セット」はフードとセットドリンクとチェキがセットで2600円となっています。
異世界を堪能するにはチェキは必須とも言えますので、慎重に注文したいですね。
1時間ごとに注文が必要ですが、自動延長ではないのでメイドさんが確認しに来てくれます。その際に「延長します」と言うと、 メイドさんが集まってきて「こちらのご主人様がレベルアップしました、てってれー、ピコーン、ピコーン」と大騒ぎしてくれます。
ポイントカードがありまして、1000円で1ポイント貯まります。
カードのデザインも可愛く、時計のように円形にポイントを貯めていき、20ポイントで1枚満了となります。
満了特典は、ドリンク無料券3枚、メッセージ入りポスター、ライブ撮影券、オリジナル写真集、などです。
もともと秋葉原は異世界感があり、外人が街並みを撮影しに来るくらいですが、
「アキバなら異世界メイドがお給仕したって問題ないよねっ!」は本当にゲームの中に入ったような感覚になれます。
ゲームの中だと思うと、モンスターを狩りに行ったり、数々のクエストをこなしていきたくなりますね。
つまり、フラグを自分で立てて回収していくということです。
「私には美味しくなるおまじないなど、効かんよ!!」
って言っておきながら、メイドさんの上目遣いにドキっとする。とか。
(2020-10-23)