和style cafe

秋葉原にあったインターネットカフェ「和style.cafe AKIBA店」(ナゴミスタイルカフェ)です。
2005年11月11日にオープンしました。
15週年となる2020年は外出自粛などがあり、4月から休業が続いて「和style.cafe AKIBA店」は閉店となってしまいました…。
しかし、
2020年11月11日に「秋葉原和堂(あきはばらなごみどう)」にリニューアルオープンとなりました。
「漫画喫茶」という部分は引き継ぎつつも、かなり変更されていますので、「和style.cafe」は完全に消滅してしまいました…。

「和style.cafe AKIBA店」は「京風」をテーマにしたインターネットカフェでした。
末広町駅から0分の交差点のビルの地下へ降りていくと「おいでやす」と書かれた玄関マットが置かれていて、重厚なドアを開くと駄菓子販売コーナーなどがあり、 受付を済ませると、京都の旅館のような店内になっていました。
小さな枯山水の横に赤い橋もありました。
店内BGMは琴の曲が流れていました。

読むことができる漫画の数は25000冊以上。
秋葉原のユーザーに喜ばれるようにか、話題の新作などは取り揃えていました。
ブースはフラット席、たたみ席、リクライニング席、ペアシートなどもありました。
24時間営業で、シャワールームもあり、宿泊目的で滞在することも出来ました。
その他、フリードリンクもありますし、プリンターなども使用できたのでお仕事をすることもできました。

制服ですが、和装です。
初期の制服はピンク色で袖の長さも殆ど無い、旅館の店員さんみたいな制服でしたが、すぐに赤い矢絣模様の制服になりました。
ビルの入口に飾られていたこともありますので、見たことがある人も多いでしょう。

制服は2色あります、赤バージョンと青バージョンです。色違いです。
今回は赤バージョンを紹介します。
頭に付けるものはありませんが、なんとなく狐のお面を持たせてみました。
制服が飾られていた時に、狐のお面を付けていたからです。

赤い上着は大正ロマンな矢絣模様になっていました。
襟元と袖口は黒いラインがありました。
普段はたすきなど使用していませんが、ブースの清掃などの時はたすきを付けていたようです。
黒い袴の上に赤いエプロンを付けていました。結び目はちょっと左にずらすのがオシャレです。
黒い袴の裾は黒いレースになっています。そして、後側はスカート部の隙間から何重もの黒いレースが見えていました。
「ゴスロリのスカートみたい」という表現で伝わりますか?
通常の受付にいる店員さんで後ろ姿を見ることは出来ませんが、 店内を掃除したり、料理を運んだりしている姿を見るとようやくわかります。
足元は黒いタイツと黒いブーツを履いているようです。店内ではブーツは履いていません。

青バージョンの場合は、上着が紺色の矢絣模様で、エプロンが紫色になります。

2016年3月26日から、「岩下の新生姜」とコラボして「岩下の新生姜ミュージアムショップ出張店舗」となっていました。
関連グッズを店内で販売したり、食事メニューに「岩下の新生姜」をふんだんに取り入れていたりしました。
「岩下の新生姜×和style.cafeコラボニーハイソックス」なんていうのも発売されていました。
「岩下の新生姜」のピンク色をモチーフに和風ロリィタなニーソックスです。

「岩下の新生姜」とコラボし始めてから、店内がどんどん侵食されていき、入口が「ジンジャー神社」の鳥居になったり(「生姜」だから「ジンジャー」)、 「新生姜おみくじ」が引けたり、お願い事を書く絵馬も飾れるようになっていました。
6人まで利用できるラグジュアリールームは岩下の新生姜ミュージアム特別仕様になったりも。

女性スタッフによるアーティスト活動も盛んに行われていました。
「和茶屋娘」は2012年10月2日に結成され、琴など和の楽器を使ったCDを発売していました。
秋葉原関連のイベントではライブを披露していたりもしました。
その際は、ステージ衣装を用意していたので、店内の服装とは違う場合が多かったようです。

「和茶屋娘」はyoutubeチャンネルを持っていて、ライブ活動などをアップしています。
(今でも過去動画を見ることが出来ますが、チャンネル名は「大正浪漫喫茶秋葉原和堂」に変わっています。
店内は撮影禁止だったので、貴重な資料です。

料金は、平日は最初の30分300円(15分ごとに延長料金140円)、週末・祝日は最初の30分320円(15分ごとに延長料金160円)で、 入会金として別途200円かかります。
また、会員登録無しで利用する際も、ビジター利用料として200円必要でした。

ネットカフェですので、もちろんパック料金の方がお得です。
料金プランがたくさんありますが、
3時間パックが1280円(平日)、5時間パックが1980円(平日)、9時間パックが2980円(平日)、12時間パックが3580円(平日)などでした。

ナイトパックもあり、22時から朝の6時まではナイトパックが選べました。
平日は6時間が1980円、12時間が3400円でした。
週末・祝日は6時間が2400円、12時間が3900円でした。

ネットカフェということで会員登録が必要、ということでお店を利用するのにちょっとハードルがありましたが、
2020年11月11日以降の「秋葉原和堂」 になってからは、ブースにパソコンがなくなり、会員登録も必要なくなりました。
どういうことかと言うと、東京都の条例によりのPCを使うことのできるお店は会員登録と身分証明書の確認が必要だったのです。
ですから、「秋葉原和堂」は利用しやすくなっています。(パソコンとかスマホは持参している人が多いですしね)
食事だけでもドリンクだけでもすんなり入ってすんなり出れます。

「和style.cafe AKIBA店」の制服を販売していた時期があったんですよ。
「うわーー!めちゃめちゃ買いたい!」と思っていたのですが「持っていても…」という葛藤があり、買うのを断念したのですが、今なら絶対買いたいです。
欲しい…


(2021-03-26)

関連タグ
  • 東京
和style.cafe AKIBA店の制服のイラスト

東京都リンク

東京都地域別

都心部(秋葉原)のお店 一覧